【令和4年度改定】2022年度診療報酬改定の一部抜粋

令和4年度診療報酬改定の基本方針を基に、令和4年2月9日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、【令和4年度改定】2022年度診療報酬改定の答申が行われ、詳細項目が明らかになりましたね。

感染症対策、処方箋の見直し、情報通信機器の初診解禁を含めた利用促進等々、、、etc。
全体改定率▲0.94%(診療報酬 +0.43%、薬価 ▲1.35%、材料 ▲0.02%)であり、医師の技術料は評価と言うものの、コロナ渦の現場影響を懸念します。

各医療機関は現在この諮問案答申資料の解釈と現状あてはめ作業中で、自院の影響・今後の医療活動方針を模索中と思われます。

感染症対策

さて抜粋した前述項目要約すると、感染症対策としては「外来感染対策向上加算」が新設され、算定要件は以下の4点であります。

  • 診療所である
  • 発熱外来設置その旨ウェブサイト公表
  • 感染対策向上加算Ⅰの届出
  • 院内感染管理者により感染予防策を講じている。

処方箋料の見直し

処方箋料の見直しでは、症状が安定している患者について、医師の処方により、医師及び薬剤師の適切な連携の下、一定期間内に処方箋を反復利用できる「リフィル処方箋」の仕組みを設けられます。

対象患者は「医師の処方により、薬剤師による服薬管理の下、一定期間内に処方箋の反復利用が可能である患者」とありますが、適応疾患の定めがあるのか否か、今後の情報にて更新いたしますね。

情報通信機器の初診

情報通信機器の初診は、「初診料(情報通信機器を用いた場合)251点」新設され、対象患者は「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に基づき、医師が情報通信機器を用いた初診が可能と判断した患者です。

またオンライン資格確認システムの普及促進より「電子的保健医療情報活用加算」とし、月1回初診時7点、再診時4点加算できます。

現在、私も諮問案答申資料(医科診療報酬点数表)を参照中であり、各サポート医療機関様毎に集約中です。

システムベンダーのマスタ更新は例年通り概ね令和4年3月最終週?となるでしょう。

各診療行為の固定点数変動はいかしかたありませんが、ポイントは新設・削除項目の解釈と自院の関わる算定行為を把握し、正しく!モレなく!算定することです。